たまには、アートの話を。
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先日、東京都現代美術館のパネルディスカッションに行ってきました。

9/23より開催されている企画展、
「ゼロ年代のベルリンー
わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)」の
スポットイベントです。

パネルディスカッションのタイトルは、
「ベルリンのアート・シーンについて」

以前、縁のあったドイツの話題、
そして、わたしがいま最も注目している都市のひとつであるベルリンの、
しかも!!アートな話題!!

わたしのアンテナは、反応しまくりでした。

1989年にベルリンの壁が崩壊し、
1990年に東西ドイツ統一、
1991年に首都となったベルリン。

いま、ベルリンに暮らすアーティストは、
6000人から10000人いると言われています。

もちろんインターナショナル。

移住者は増え、激変しているといいます。

アートに詳しいひとは、
いま、ベルリンが面白い!と言いますが、
そのパネルディスカッションを聞いて、
わたしなりに、その面白さが分かった気がしています。

通常、アートは助成があって成り立つ、
と言っても過言ではないほど、
アートと資本は関わり合っているものです。

ベルリンには、400余りのギャラリーがありますが、
ベルリン市には、アートを助成する財力がないそうです。

多くの外国人アーティストたちは、
ベルリンに住み、ベルリンでアーティスト活動をしているけれど、
その資本は外国から…ということが常だそう。

因果関係はわからないけれど、
貧しいとアートは盛り上がる、そんな考え方もあるようです。

ただ、アートに助成がなくとも、
アーティストたちは暮らしていかれるのか。

それは、イエスです。

アーティストには、社会保障制度が整っています。

保険や年金はもちろん、
家賃や交通費の優遇もあると聞いたことがあるような…?!
だから、アーティストたちは、アルバイトをしなくとも、
創作活動に没頭できる環境にあります。

きっとこれは大きい。

自治体に財力がなくとも、
国家的に、アートへの理解が深いのでしょうね、
だから、政治にアートが関わること、
あるいは、わたしが日頃提案し続けている、
社会活動にアートが関わることは日常なのです。

さらに、わたしが面白い!と思ったこと。

それは、移住してくるアーティストが、皆、
ベルリンを嫌いで移住していること。

これまでニューヨークに住み、活動していたデンマーク人のアーティスト、
あるいは、ロンドンから移住したイギリス人アーティストは、
移住当初は、ベルリンが嫌いで仕方なかったと話していました。

町はグレーがかっているし、
何を聞いても'nein(no)'と言われ、
欲しいものが何もない場所だったと。

ただ、前にも書いたように、
アーティストたちは、社会保障制度が充実しているため、
バリバリ働かなくても生活ができる、
それにより時間ができ、精神的な余裕が生まれます。
アーティストとして表現したいギャラリーや空間探しも
あまり苦にならないし、
それを使っていいよ、という寛容さもあります。

欲しいものがなにもない場所に、
アーティスト表現に必要な時間と空間は十分にある…
これは、完全に「ゼロ」の状態。

つまり、ベルリンにおいて、アーティストは自由なのです。

何もない、時間と空間は充分にある場所で創作活動をすることは、
アーティストのクリエイティビティを発揮するには、
とっても適した場所!!

だから、ベルリンは面白いんだな~と感じました。

でも、これって…
いま、日本でさかんに言われるようになった
「ローカリゼーション」という考え方にも繋がるような…?!

長くなってしまったので、この続きはまたの機会に。
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