REPORT:アロマスプレーを届けてくださいました!
皆さん、GWはいかがでしたか~?!

わたしは、なんと11連休もいただき、
息子とともに、田舎遊びを満喫しました。
たけのこを掘り、畑を作り、田んぼに入り…
親戚に会うために都内に出向いたのもたった一日、
それ以外は、ずっと新緑のなかで過ごしました。
気持ちの良い休日でした。

さて、先月のフレンドリーデー(世界中みんなが仲良くする日)に、
アロマセラピストの大橋マキさんと皆さんと作ったアロマスプレー。

かねてよりお願いしていた仙台市在住の斎藤洋子さんが、
(仙台パルコB1で、インテリアショップ「フラネ」を経営されています)
避難所の皆さんや、アロマを必要としている皆さんに、
そのアロマスプレーを届けてくださいましたので、
以下にレポートいたします。

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一番右の女性が斎藤洋子さんです。

斎藤さんは、アロマスプレーの渡し役を快く引き受けていただいたものの、
わたしたち「なにかしたい!役に立ちたい!」と思っている人間と、
実際に被災されている方々の狭間で、本当に悩まれていました。
斎藤さんとお電話で話すたびに、襟を正す思いを感じていました。
それもそのはず、わたしたちは現に被災していないのです。
住む家も無くしていないし、家族も無事に生きている。
それらを亡くされた方の想いはどんなだろう…と、
いくら心を痛めても、いくら思いを馳せても、
「実感」はできないのです。

実際に、アロマスプレーを持っていき、
「それどころではない」との声も聞こえてきたとか…。
きっとそうなのでしょう。それが本音なのでしょう。

そういった声を聞くたびに、
「もしかしたら、これは、私たちの自己実現を果たすために
しているだけなのでは??!」と、恐ろしくもなりました。

わたしは、それだけは避けたかった…。
押しつけることだけはしたくなかったのです。

押しつけになるような部分が出てきてしまうのであれば、
一度、このアロマスプレーを送り返してもらおう、
とも思いました。

しかし、斎藤さんは何度も被災地に出向いてくださり、
被災されているご友人のご家族を訪問し、
そこからいろいろな繋がりを見つけ、
現場のさまざまなお手伝いをしながら、
最後にアロマスプレーについてご紹介くださったそうです。

「こういうものがあるのですが、お使いになりますか?」と。

そうすると、「自衛隊のお風呂まで歩いて1時間もかかるの。
だから毎日お風呂に入ることが出来ないから助かるわ」とか、
「震災以来、いい香りに出会っていなかったわ~」とか、
そんな話をしながら笑顔で受け取ってくださったそうです。

DSC00394.jpg

わたしたちが送ったアロマスプレーは30本余り。
決して多くはないのですが、ひとつひとつに想いが込められています。

斎藤さんはそれを充分に理解し、すべてを配り終えてくださいました。

それはそれは、大変な作業だったに違いありません。
斎藤さん、ありがとうございました。
ここに、改めて、心からお礼申し上げます。


以下、斎藤さんからレポートが届きました。
一切を編集せずに、そのまま掲載させていただきますね。

4/14のワークショップに参加いただいた皆さまに宛てて
書いてくださっています。

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被災地を想ってくださる皆様

今回は被災地を想い、香りの贈り物をご用意くださいまして、
本当にありがとうございます。
お渡しした皆様に変わって、心の支援をくださいましたことに、
厚く御礼申し上げます。

皆さんの想いをお届けするべく避難所にいらっしゃる方、
そして精神的支援を必要とする方にスプレーをお届けしました。

お届けした地域は、仙台に隣接している多賀城市をメインとしております。
多賀城市はあまりメディアでは取り上げられていませんが、
仙台港からほど近く、街の1/3が津波被害を受けた地域です。
平野部ですので、現在は、普通の生活に戻っている地域と
いまだ避難所生活を送っている地域と分かれているのが特徴です。

全てをさらってしまう程の被害は少ないのですが、
戸建てが多く無事な2階で生活をしている自宅避難者の方も
多くいらっしゃいます。

私の訪れた避難所となっている山王公民館には、
80人前後の方が避難されています。
そのうち5名程同年代の女性がいらっしゃるということで、
お渡しして参りました。
入浴施設が無い場所ですので、アロマスプレーは非常に喜ばれました。
この場所は、いまだに菓子パンやおにぎりに汁ものという食生活を
送っているので、今後食事の支援もしていきたいと考えています。
個人的には、今回、化粧品等の女性があると嬉しいと思われるものを
お渡ししましたが、現場で欲しいというものを調査して
お届けする支援もしていきたいと思っています。

また今回、津波被害でなく地震の被害も甚大なものです。
罹災証明の発行が大幅に遅れ、
倒壊の危機にある建物で生活されている方々もいらっしゃいます。

そんな建物で過ごしている方の中には、
家族が不眠に悩まされているというご家庭もありました。
皆様にご用意頂いた「リラックス」の香りがきっとお役に立つと思い
お渡しすると、
「きっと今晩からゆっくり眠ってもらえると思います」
と、喜んでいらっしゃいました。

その他にも、ショップにいらっしゃるお客様で、
津波被害により生活用品を全てを失われた方、
美容室を経営されていてお店が津波被害にあわれた方等、
香りの支援が有効だと判断した方に、今回のスプレーをお渡ししました。

避難所はメディアで報道されているほど、
皆明るくすごしている場所ではありません。
家族を亡くされた方、大切な家屋や愛着のある生活用品を無くされた方、
それぞれがあの日のドラマを背負って過ごしています。
間もなく震災から2ヶ月が過ぎようとしていますが、
それぞれの傷がどの程度なのか、避難所に入るだけでは判断できません。
避難所で過ごす皆さんのお気持ちを思うと、
今回起こった地震被害のあまりのむごさに、
かける言葉が見つからないと思うのが私の本音です。

その中で押し付けでスプレーを渡してくるのではなく、
必要だ、ありがたいと多少の余裕を持ってお渡しできる方に
贈らせて頂きました。

支援する中で感じる事は、
必要としているものを必要なだけ支援するということが、
もっとも喜ばれる支援ではないかということです。
押し付けのボランティア活動に困惑しているという話も
ちらほら耳にしますが、それぞれの想いがすれ違わないように、
必要な方に必要な支援を、
今後もその気持ちを胸に支援していきたいと考えます。

国内では復興ムードの中「がんばろう!」と掲げて
前へ進もうと呼びかけていますが、
どうぞ皆様におかれましては、
現地の方々の気持ちに寄り添った長期的な支援を
今後ともお願いしたいと思います。

そして最後に、
私の話を沢山聞いてくださった大橋マキさん、
私のボランティア精神をご理解くださった
プロデューサーの藤田さんに、厚く御礼申し上げます。

斎藤洋子

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