「りんごの話」に小さな思いやりを見た
わたしは、このブログを育児日記にしたいわけではないんだけれど。


今日は寒かったから、
身体が温まるように旬の野菜ばかりを入れたスープを作って、
それを息子と二人で食べて、
デザートに実家からもらった蜜がたーっぷり入った
青森のりんごを食べていたときのこと。

そのりんごが美味しくて、二人で夢中になって食べていて、
気付くと最後の1個に。
わたしは、食いしん坊の息子が食べるだろう、と、
テーブルの上の整理を始めたら、
「ママ!」と声をあげてわたしにりんごを差し出す。
「いいんだよ、食べな!どうぞ!」と言っても、
首を振って食べない。
なかなか食べないから、
「うーん、じゃぁ、ありがとう!いただくね!」と言って、
半分くらい食べたら、なんだか切なそうな顔。
残りの半分を息子に差し出したら、一口食べた。
そしてまたわたしに差し出す。
「ママが半分もらったから、どうぞ!はんぶんこしよ!」と
言っても、その一口食べただけ、そのまま私に差し出す。
「じゃ、ありがとう!」とわたしがちょっとだけ食べて、
また息子に差し出すと、またちょっとだけ食べて
「ママ!」と言い、どうぞの手まねをして、
小さくなったりんごを差し出す。
そして、小さな小さな一口を繰り返し、
息子の小指の爪ぐらいまで小さくなった。
最後は、わたしが食べた。

息子は、大のりんご好き。
本当は、ぜ~んぶ自分一人で食べたかったはず。

わたしは、ポロポロ泣いた。
思いやりのかけ方なんて、誰も教えていない。
ひとつのものを分け合う美学もまだ分からないと思う。
これは、人間として生きていくための本能なんだと思う。

息子のコミュニティは、まだまだ狭い。
まだ、家族と親戚と私たちの友人関係くらい。
これから成長していくにつれて、たくさんの人に出会い、
それはいつか国を超えて、親以上に広い世界を見ることになると思う。
その過程で、この「りんごの話」のような思いやりを持って、
たくさんの人とたくさんのものを分け合い、共有していく、
そんな意識を持って過ごしていって欲しい、
そんなことを思った夜だった。
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